未経験から2ヶ月半でUnityとBlenderを使い個人制作ゲームを公開

雑記

筆者はPhotoShopとIllustratorはちょっとできるけど、プログラムとモデリング(3DCG)未経験の状態から、2019年2月半ばよりUnityとBlenderの勉強を始めました。

子どもの頃から漠然とゲームを作りたいと思っていたこと、最近のゲームは映像やサウンドは凄くなる一方だけど、自分が遊びたいゲームがないから自分で作ってしまおうと考えたことから、ゲーム制作を開始しました。

個人ゲーム制作に使えるゲームエンジンは大きく2つあるようでしたが、ネットで調べてみるとUnityの「ゲーム開発の民主化」というコンセプトに感銘を受け、また、ネット上に技術情報やゲーム用素材が豊富なことがUnityを使う決め手になりました。

2月中は「Unityの教科書」と「Unity C# ふりがなプログラミング」を読んで基礎の勉強。筆者は中学1年レベルの英語力なので、「int」とはなんぞ?とWeblio辞書で調べなるほど”integer”の略で「整数」か、それで”float”が小数点を含む数字か、という感じで一つずつ覚えていきました。

3月から第1作のゲーム制作を開始。情報を集めたり、同じ志を持つ制作者の姿を励みにしようとTwitter(雲丹茶/@unicha3d)も開始。3月1日から毎日、程度の差はあれ何らかの進捗状況を毎日ツイートすることで、三日坊主にならないよう心がけました。やる気のムラは日によってありましたが、結果的に1日も休まず、何らかの形でゲーム制作を今日まで続けることができました。※もし興味があれば、上記のTwitterアカウントを3月初めから辿ってみてください。

今回制作したゲームは、システム的にはFPS(一人称視点シューティング)で、一週間ほどで移動と射撃、街を探索するという基本的なシステムはできました。

さらに欲しい機能を実現するために、「Unity5 ゲーム開発レシピ」という本も買いました。あとは、ひたすらネットで検索したり、英語のエラーメッセージの意味をGoogle翻訳で確認する、ということを繰り返していきました。

次にUnity Asset Storeでも揃わない、主要キャラクターの3DCGをどうするかということになり、無料の3DCGソフトのBlenderで制作を開始しました。実はBlenderは5年ほど前に触りだけやって挫折した経験があり、今度こそという気持ちで当時買った参考書「ブレンダーからはじめよう!」で学習を再開。指示通りにやっているつもりでも、説明文の行間におそらくあるだろう操作に詰まったりして大変でしたが、クオリティは低いながらも自分のイメージに近いゲーム用の3Dモデルを作ることができました。

その後も解決方法が見つからない壁が何度も立ちはだかり、作業を始めるまでなかなかエンジンがかからないこともありましたが、ふとしたきっかけで解決し、良い気分になることを繰り返してきました。その「きっかけ」を掴む為には、分からなくてもできなくても、その状態の自分を受け入れて考え、手を動かす必要があったと思います。

そして今日、Google Playで念願の第1作をリリースすることができました。
※iOSメインに開発していましたが、諸事情によりAndroidのみになりました。

これからゲームを作りたい、と考えている人に、この文章が少しでも役立てば幸いです。

参考リンク

ゲームエンジン Unity https://unity.com/ja
Unity Asset Store https://assetstore.unity.com/
3DCGソフトウェア Blender https://blender.jp/

ゲーム用の素材でお世話になったウェブサイト(敬称略・順不同)

イラスト・写真
イラストAC https://www.ac-illust.com/
シルエットAC https://www.silhouette-ac.com/
写真AC https://www.photo-ac.com/

音楽・効果音
DOVA-SYNDROME https://dova-s.jp/
効果音ラボ https://soundeffect-lab.info/
効果音辞典 https://sounddictionary.info/

書籍はこちら↓

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