VRじゃないゲームには戻れない DRIVECLUB VR
DRIVECLUB VR / ドライブクラブ VR
発売日:2016年11月17日 ハード:PlayStation VR
PSVRシリーズの5回目。発売当時を思い出して書きます。
PSVRの発売日からほぼ毎日VRの世界を堪能し、VRの素晴らしさを噛み締めていた筆者。「PlayStation VR Demo Disc」に体験版が収録のレースゲーム「DRIVECLUB VR」にも当然期待が高まります。体験版がハンドルコントローラーに対応していることを知り、グランツーリスモ5用に買ったロジクールG27を売却して資金を得て、PS4に対応するロジクールG29を注文。
届いたG29をセッティングし、プレイすると…。モニターでプレイするレースゲームとは次元が違う!まず視界の広さ。今までモニターでプレイ時はコックピットが描写される視点にすると視界が狭くなってゲームとしては遊びづらくなっていました。でもVRの360度の世界なら全く気にならない!現実で運転席に座るのと同じ見え方なんです。
レースがスタートすると間も無く左コーナーがあり、減速した敵車と接触スレスレに。なんという存在感!実際のレースはこんなに迫力があるのか、ということを実物大に見えるVRで理解!
そして、敵車の位置を確認する為にバックミラーやサイドミラーに目を向ける行為やコーナーの先に目を向ける行為が無意識に行われ、現実での運転と同じことをしていると気づきます。
ノーマルPS4では画質はやや低め、PS4Proでもちょっと良くなる程度ですが、もうVRじゃないレースゲームには戻れない体になってしまいました。
当然、製品版も購入。ツアーモードの第1戦が、夜明け前のサーキットでのレースだったのが印象的でした。VRのゲームはボリュームが少ない傾向がありますが、本作は車種・コースともに遊びきれないぐらい収録されています。シングルモードでコースの時刻設定を自由に変更できるのも良い。レース開始前に座席でのポジションを前後と上下に微調整できるのも親切。
リプレイの再生時に数種類の視点に切り替えられますが、その中に助手席視点があります。助手席から運転席を見ると、プレイヤーアバターが運転している姿が!アバターの外見を好みに変えておけば、擬似ドライブデートが可能ッ!
コントローラーのOPTIONボタンを使ったポジションリセット法を駆使すれば後部座席に座っている感覚でリプレイを楽しむこともできます(内装が後部座席まで作り込まれています)。天井や窓ガラスから顔を出しても暗転しないので、サンルーフから顔を出したような感覚や、バンパー視点で地面スレスレ感を味わったりもできます。
今のPS4のスペックでは、両目で1920×1080の解像度を持つPSVRを使いきれていないそうです。非VRゲームのグラフィックは既に実写レベルまで近づいていて、ハードが進化しても大きな変化を感じにくくなっていますが、VRにはまだまだハードパワーが必要!ハードがPSVRの解像度を使い切り、さらに次世代のHMDの解像度が4K、8Kとなっていけば、現実と区別できないVR世界がやってくるかもしれません。楽しみです!
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